女性らしい落ち着いたデザインと個性的なカラーバリエーションが魅力の「リボンニットワッチ」と、肌への優しさを追究した「シンプルワッチ」。
企画とデザインを手がけた、帽子専業メーカー 水野ミリナー株式会社の橋本さんからも、しなやかで優しい雰囲気と、「今までのイメージにとらわれない」というケア帽子の開発にかける思いがあふれていました。
豊富な経験と素材の魅力を生かして
以前別の会社で靴下のデザインを手がけていたこともあるという橋本さんは今回、これまでの豊富な経験を生かし、ニットアイテムならではの編み目の模様や素材感に徹底的にこだわりました。
「リボンニットワッチ」では、優しい印象を与える全体の編み模様がポイント。しかし、「編み目は大きすぎると引っかかってしまうし、小さすぎるとせっかくの模様が見えなくなってしまいます」。商品を製造する工場の技術者とも何度も話し合いを重ね、「大きすぎず小さすぎない」絶妙な編み目が生まれました。
一方、地肌にも優しいインナー帽子として開発した「シンプルワッチ」は、肌着にも使われているという「コーマ糸」を素材に選びました。
「自分で何度もかぶってみて、感覚をつかむことを大切にしました」と橋本さん。細かく編み上げることで、さらりとした肌当たりの良さにたどり着きました。
「リボンニットワッチ」のインナーとしてはもちろん、他のケア帽子や一般の帽子と合わせることもできるようにデザイン。「帽子の肌着として、たくさん使っていただきたいです」。
贈り物にもなる、多様なカラー
「リボンニットワッチ」では、8種類のカラーバリエーションを展開しました。「今までのニット帽子のイメージにとらわれず、女の子らしい明るさを意識しました。他にはないお気に入りのカラーを、リボンニットワッチで見つけていただきたいです」。
お見舞いの贈り物としても魅力的なケア帽子。「ご家族やご友人へ、明るい気持ちになってほしいという思いを込めて、プレゼントしていただいても素敵だと思います」。
フェミニンさあふれるデザイン
水野ミリナー社では現在、フェミニンなイメージの商品を担当することが多いという橋本さん。
「リボンニットワッチ」でも、細かく可愛らしい編み目の模様に加え、上品なリボンのアクセントが目を引きます。
独特なアイデア出し
魅力的なデザインはどのように生まれてくるのか? 橋本さんは「特定の場所や時間ではなく、ふとしたときに思い浮かぶので、近くにある紙とペンにアイデアを書き留めています」。

開発中のデザインイラスト
さらに、雑誌やインターネット上で見つけたアイテムは写真を切り抜き、ノートに貼り付けてストックしているそう。パーツをバラバラにして組み合わせ 、デザインをひらめくことも。「パズルのような感覚ですね」。
そして、靴下のデザインに携わっていたころから続けているのは独特な方法でした。
「新しいデザインを考えるときは、自分の中でキーワードを出して、箇条書きにします」。たとえば「花」や「アイスクリーム 」のような日常的なものをキーワードにしてテーマを決めておくことで、デザインの軸がぶれないのだと言います。
イメージは「可愛さ+フルーツ」
「リボンニットワッチ」のテーマは、「可愛さ+フルーツ」。
企画段階から、女の子らしさをイメージするフルーツのイメージを持って配色やデザインを考えた橋本さん。その結果、これまでのケア帽子の印象にしばられない、新たなカラーバリエーションとデザインが生まれました。
「何事も、今までの視点から脱却するのはとても大事だと思います」。ケア帽子だからと言ってイメージの幅を狭めるのではないように、「お客様には、病気だから、治療中だから、とオシャレを楽しむことを諦めず、お好きなものを身につけていただきたいです」。
今回ご紹介した商品はこちら!
Fcubleオリジナル リボンニットワッチ→商品ページ
Fcubleオリジナル シンプルワッチ→商品ページ
商品について詳しく知りたい方は、
リボンニットワッチの商品紹介ブログや、
シンプルワッチの商品紹介ブログもあわせてご覧ください。