【インタビュー】ポップでキュート、世界にひとつの帽子を-chacouba-(前編)

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ポップなカラーと可愛いシルエットが目を惹く「-chacouba-(チャコウバ)」のワッチやベレー帽は、少し変わったブランドの成り立ちと、一点ものへのこだわりから生まれました。
一度目にすると忘れられない魅力的なデザインは、まさに一期一会の出会いをもたらしてくれます。

 

始まりは「帽子が似合わない」

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もともと、帽子なんてかぶったことなかったぐらいです」。

-chacouba-の帽子をデザイン、制作する北川由紀さんは、ネクタイ店を営む実家で育ったためミシンや洋裁は身近だったが、触ったことはほとんどなく、積極的に裁縫をすることもなかったそう。

転機は、幼い息子さんを公園に連れて行くと、日焼けが気になったこと。
周囲の他のお母さんたちの可愛い帽子を見て、自分もかぶってみたところ「もうびっくりするぐらい似合わなくて。それならちょっと自分で作ってみよう、となりました」。

当初は、息子さんが小学校で使う給食袋や鞄をミシンで縫うのも大変だったという北川さん。
でも、帽子を作り始めたら楽しくて」。

独学で少しずつ改良を加えるうちにみるみる上達し、商品も成長していきました。

 

フリーマーケットから「家族ブランド」へ

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その後、趣味で帽子を作っては家族とともにフリーマーケットに出品するようになりました。
はじめはベーシックなデザインを作っていましたが、徐々に「他にはないもの」を目指すように。

今では-chacouba-のアイコン的な存在となった「どんぐり型」の帽子も生まれ、もっとしっかりと帽子制作に取り組みたいという気持ちが沸いてきたと言います。

2011年ごろ、それまでの出品やフェイスブックでのつながりをきっかけに本格的に販売を始め、現在に至ります。

chacoubaショップ案内カード

※一部加工しております

北川さんは三姉妹の末っ子。
-chacouba-は、バッグ担当の長女、アクセサリーやブローチ担当の次女、そして帽子担当の三女、北川さんで始めたブランドでした。
長女の方は現在活動していませんが、服飾専門学校出身の知識を生かしてアドバイスをしてもらうことも。

-chacouba-帽子とパッチワークがま口バッグ

現在の-chacouba-は、「次女M」、「三女Y」(北川さん)、パッチワークを担当する「従姉E」の3人で「大人の女性がオシャレをしてお出かけしたくなるアイテム」をコンセプトに展開する、 まさに「家族ブランド」です。

 

思い出を込めた「チャコウバ」

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本格的に活動を始めたころ、出店に必要なブランド名がなかなか決まらず悩んでいたという北川さん。
お姉さんと電話で相談していると、ふと会話が脱線し、子どものころの思い出話に。

夏休みや冬休みになると鹿児島県にある母親の実家に帰省し、茶工場で遊んだ記憶から
「泥だらけになって遊んで、すごく楽しかったね」
「チャコウバ、って響き、よくない?」。

何気ない姉妹の会話が楽しい思い出を呼び起こし「-chacouba-」が生まれました。

 

後編では、北川さんの商品への思いを中心にお伺いしていきます。

 

 

今回ご紹介した「-chacouba-」の商品詳細はこちらから

 

 

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